ほんもののクマに招待されて、彼らのいる山へと出かけていったぬいぐるみのクマ。
気分満点、手紙を受け取ったときから、その道中、そして招かれた晩餐の席と楽しい時間が過ぎ迎えた朝までを思い出し、言葉にせずにいられない「そりゃあもういいひだったよ」。
あるぬいぐるみによる、幸せなある日の追想。
荒井良二・作
薦めたい学年:読み聞かせ Level 0
読み聞かせにかかった時間:5分以内
幸せだったから「そりゃあもういいひだったよ」なのでしょうか。
「そりゃあもういいひだったよ」と思うから、幸せなのでしょうか。
それはともかく、春は、あたたかさを取り戻し、無条件にも幸せや喜びを感じさせてくれることの多い季節ですね。経験している最中ももちろんですが、何度でも思い返して幸せな自己満足にひたるのも大切な時間です。
荒井良二さんの作品からは、いつも“角のないもので包まれる幸せ”を感じます。
作文の課題としては、未就学幼児から小学1年生を対象に「そりゃあもう〜な日だった」という意見と、その根拠たる自身の体験を一段落で書いてもらうことができます。
ここではポジティブな内容にこだわる必要もありませんが、物語のクマくん同様“いいこと”を思い出せると良いですね。
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