何でも欲しがるこどもたち。しかし、自分のものになると、今度はそこかしこにほったらかして、忘れがち。
一方で、忘れられた物たちは、自分が使ってもらえていた頃のことを思い出しながら、ひとりぼっちでホコリに埋もれていく。忘れられた物たちは、忘れた人を忘れない。
そんなことが、昨日紹介の『わすれものの森』では、登場する魔法使いのような男たちによって語られていました。
読了したこどもたちは各々、これまでに自分たちが学校その他に忘れてきたことがあるもの、そのまま無くしてしまったものについて、考えてみるとよいでしょう。
それらを書き出してみて[なぜ]忘れるのか、自分は[どのような物を]または[どんな時に]なくすことが多いのか、具体と抽象の思考も駆使して分析してみると、400字くらいの作文のネタはすぐに生まれます、自分の手から。
800字以上に増やしたければ、まずは思いつく限りの[対策]を挙げてメモしますが、このときに大切なのは、物をなくすシチュエーションを逆転させるだけでなく、もしも○○したら……と、より自由度を上げて考えてみることです。その中に、他の人では書けないような素晴らしいアイディアがあれば、少しくらい突飛だって採用していいのです!
岡田淳/浦川良治・共作
薦めたい学年:3年生後半〜5年生初
物語・79ページ
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