読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



トーマスのもくば

どんなおもちゃよりも木馬に乗るのが大好きな男の子トーマスが、幼稚園でもわがもの顔で木馬を独占していると、彼は突然、馬面、馬の体つきになってしまった。
周囲にひやかされ、怒って皆を追いかけまわしたり、外へ飛び出していったりした後で、今度は馬らしくなったことを全力で楽しみ、周りまでを楽しませることのできたトーマスだったが、お迎えの時間になると、お母さんが自分のことに気が付いてくれるか不安で、泣き出しそうになる。
それでも、お母さんの登場と、そのお母さんがいつでも自分の最大の理解者でいてくれることによって安心したトーマスが、家へ帰り顔を洗うと、すっかり元の姿に戻ることができたのだった。

小風さち・文
長新太・絵

薦めたい学年:読み聞かせ Level 0
読み聞かせにかかった時間:5分


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