読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



ようこそ、おまけの時間に

いつもぼんやり、じぶんの意見も積極的に言うことのない賢は、いつも通りぼんやりと授業をやり過ごしていたある日、サイレンの音を合図に、自分が茨に囲まれた別世界へとうつったことに気がついた。
賢は自分の茨を取り除き、同じように茨に取り囲まれ眠っているクラスメイトたち、そして学校中の友達を解放していくことになるのだが、そこにはいつの間にか活動の中心人物として積極的に動いている賢、また普段学校で目にするのとは違う友人たちの姿があった。
友達との助け合いの大切さとともに、気付かぬうちに、あるいは意識的に閉じ込めている“自分”に気付き解放してあげることの素晴らしさを伝える物語。

岡田淳・作

薦めたい学年:4年生半ば~6年生初


     

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